クラリネット

クラリネットとは?
クラリネットは多くの同類を持つ楽器です。オーケストラで頻繁に使われているのはB♭管とよばれるもので、このほかにもE♭管、A管などがあり、アルトクラリネット、バスクラリネットまであります。
最初はリコーダーに似ていた!?
18世紀、ドイツ人のヨハン・クリストフ・デンナーによって、演奏が難しいといわれていたシャリュモーという縦笛を改良し、開発されたのがクラリネットです。管体が円筒形のリード楽器は、クラリネットが最初。見た目はリコーダーに似ていて、リードはマウスピースに糸で取り付けられていました。以降、緻密な改良が重ねられます。キイの数が増え、リングキイやフルートのようなベーム式のキイシステムも採用。現在のクラリネットは、リコーダーよりも複雑な形をしていて、リードもリガチャーで固定するのが一般的です。
大家族のクラリネット
クラリネットは、なんといっても大家族! 生まれながらに難しい運指法と音の調整法に問題を抱えていたので、さまざまな調管が作られたのです。現在もっとも広く使われているのが、B♭管のソプラノクラリネット(クラリネット)です。A管はオーケストラで使われることもあります。アルトクラリネットとバスクラリネットは、ソプラノと違い、サクソフォンに似ていて、ベルとネックが曲げられています。それもそのはず、両者を現在の形に改良したのは、サクソフォン製作者のアドルフ・サックス。使用頻度が高いクラリネットの中で、もっとも音域が低いのがバスクラリネットで、ワーグナーの『ニーベルングの指輪』などで活躍しています。
あの名曲を演奏したい!
多彩な音域を持つクラリネット。クラシックでは、高音域から低音域まで、クラリネットの音色が生かされたモーツァルトの『クラリネット協奏曲』などが有名ですが、ジャズでも重要な楽器として使われています。真先に思い浮かぶのが、スイングの王様、ベニー・グッドマンです。彼も演奏しているガーシュインの『ラプソディ・イン・ブルー』はクラリネットが主役の名曲です。大家族のクラリネットですが、B♭管のソプラノクラリネットから始めるのが主流です。また、比較的安価なABS樹脂製のものもあるので、気負わず始めたい方は、こちらも考慮するとよいでしょう。
クラリネットの音域
